参考文献の書き方

[Meikei style ]

参考文献の書き方-茗溪スタイル

 個人課題研究だけでなく、日々出される課題レポート、課題スライドを作成した際には、その中で参考にした資料の情報、引用した資料の情報などを明示する必要があります。

 参考文献の書き方は、学会や雑誌ごとに決められていて、国内外に様々な書式(書き方)があります。

 英語論文では、APAスタイルやMLAスタイルなどの書き方が主流ですが、日本には特定の決まったスタイルはありません。

※SISTという日本で規格されたスタイルはありますが、2012年で更新が終了しました。

 現在、茗溪学園では「茗溪スタイル」という参考文献の書き方を推奨しています。このスタイルは、SIST(科学技術情報流通基準)が作成した学際分野の参考文献の書き方(SIST02:2007)[1]や、アメリカ心理学会で採用されているAPAスタイル[2]をベースに、アレンジして作成しています。

 基本的な考え方は、ページの下の方にありますので、詳しくはそちらを読んでください。

[1]「参照文献の書き方」『科学技術情報流通基準』. <https://jipsti.jst.go.jp/sist/handbook/sist02_2007/main.htm>,2016-05-26確認.

[2] Baker, David S., & Henrichsen, Lynn. (2002). APA Reference Style.http://linguistics.byu.edu/faculty/henrichsenl/apa /apa01.html(accessed 2016-05-27).

メディア(媒体)別、具体的な書き方例

図書・雑誌・新聞・Webの書き方 

1.一冊の図書 

著者名(出版年). 『タイトル-サブタイトル』.版表示, 出版社, シリーズ名, シリーズ番号.

※太字は必ず記載する

サブタイトルなし

 竹村真奈, 小西七重(2016). 『食品サンプル百貨店』, ギャンビット.


サブタイトルあり

 内野安彦(2016). 『図書館はまちのたからもの-ひとが育てる図書館』. 日外アソシエーツ.


初版以外(改版・新版・第◯版など)

 照明学会編(2003). 『照明学会』. 第2版, オーム社.


シリーズ名あり

 立岩陽一郎, 揚井人文(2018). 『ファクトチェックとはなにか』. 岩波書店, 岩波ブックレット, 982.

2.雑誌論文

著者名(出版年). 「論文名」 『雑誌名』. 巻数, 号数, 始めのページ‐終わりのページ.

巻号記号あり

 西潔, 石原和弘(2003). 「火山地域における震源計算についての提案」『火山』. vol.48, no.5, 407-413.


巻号記号省略

 西潔, 石原和弘(2003). 「火山地域における震源計算についての提案」『火山』. 48(5), 407-413.

3.新聞

著者名(刊行年月日). 「記事名」 『新聞紙名』. 朝夕刊○○面.

※太字は必ず記載する

著者名なし

 日本経済新聞(2005.10.19).「外国人活用を-人材各社要請」. 朝刊7面.


著者名あり

 郡千寿子(2005.10.19).「ことばの不思議‐語彙の多い日本語」『新潟日報』. 朝刊18面.

4Web

作成者. 「ページタイトル」『サイト名』. <URL>, 〇〇‐〇〇‐〇〇確認.

※太字は必ず記載する

著者名なし

 『ブクログ』. <http://booklog.jp/>, 2016-05-26確認.


著者名あり

 吉川慧.「【日米首脳会談】海外メディアはどう報じた?」『ハフィントンポスト』.
 <http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/26/obama-abe-speak_n_10137850.html?utm_hp_ref=japan>,2016-05-26確認.

基本的な考え方 

 参考文献を書く際には、どんな体裁であったとしても、「著者」「書名」「出版年」「出版情報(出版社や版表示など)」を記述することが基本です。それさえわかれば、読者はその文献にたどり着けるからです。

 茗溪スタイルでは、上記のように 著者・出版社エリア、書名エリア、出版情報エリアに分けて記述します。それぞれのエリアは、ピリオドで区切ります。

著者・出版年エリア

書名エリア

出版情報エリア